親と教師のそういち就活研究所

親・先生などの、若者の近くにいる大人のための就活講座のブログです。でも就活生にも役立つかと。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

事務職の就職先にはどのようなものがあるか

事務職とは、バックオフィスの業務 事務職の求人はどこにある? 事務職は、つぎの選択肢に注目 ①総合職がバックオフィス業務の要員である大企業 ②ビジネスサポート系企業 ③ホールディングスの会社(中小のグループ持ち株会社) ④一般中小企業の事務職 中小企…

大まかな方向性で「就活の軸」を考えよう・キャリア・アンカーという概念

錨(アンカー)があれば流されない 具体的な仕事や業界で考えるのもありだが 大まかに方向性と価値観を考える 同じ仕事の志望者でも価値観はいろいろ 「何をしたいのかわからない」なら、まず大まかに考える 「方向性や価値観」で志望動機が書ける・立ち直れ…

BtoBに目を向ける・「菓子・おもちゃ・文具」ばかり見ない

「菓子・おもちゃ・文具」に集まる 「就活のレッドオーシャン」を避ける 「BtoB」がブルーオーシャンというわけではないが 「生活に身近なもの」への志向が強くなった 「菓子・おもちゃ・文具」に集まる 就活シーズンが本格化する始めの頃、学生さんたちの…

エントリーシートは自分をプレゼンする設計図。たとえ読まれなくても自分のためにしっかり書く

エントリーシートは読まれていない? 読まれないこともあるが、かなり読まれている 中小企業では「きちんと読まれる」のが原則 自分をプレゼンする設計図・レジメ プレゼンの「中身」はエントリーシートに集約される 「戦略的に浅く書く」なんてすべきでない…

書くときに大事なこと2つ。「書いたものを何度も読み返す」「1文字でも少なく」

一番大事なアドバイス 立花隆さんの本で「なるほど」 5~6回は読み返す、できればもっと 読み返せば直すべきことに気がつく 「1文字でも少なく」と考える まずはこの2つを行うのが現実的 一番大事なアドバイス 就職活動ではいろんな文章を書くことになります…

傾聴で大切なのは「正しい方向」へ行こうとしないこと

多くの解説では肝心なことが不明確 ふつうの会話はこんなふうになるが 「正しい方向に行きたい」「正しいことがわかっている」 多くは正解のわからない未知の問題 「受容と共感」「相手と同調しよう」だけでは… 「思い込み」を自覚する 多くの解説では肝心な…

文章上達のトレーニングに最もおすすめなのは、コラムを書いてみること  

就活の作文は、本格的な文章 コラムを書いてみよう コラムと、エッセイ・説明文・小論文はどうちがうか 評論家・福田和也さんによる、コラムのすすめ コラムの長所・「書きやすい」「読者を得やすい」 私が経験した、コラムを書く効用 文章が書ける学生はコ…

学校は文章の書き方を教えてくれないのに、就活の作文は難しいことが求められる

目 次 文章の添削・指導という世界 「わかりやすく、正確に書く」ことを教えてくれない 国語の授業は文芸的な世界を重視 大学のレポートや卒論も練習になりにくい 就活の作文は難しいことが求められる 就活の作文は、はじめての本格的な文章作成 文章の添削…

ジョブ型導入の議論・成果主義とのちがい

「ジョブ型」「メンバーシップ型」 提唱者はジョブ型導入の議論を批判 日経新聞のジョブ型解説への批判 ジョブ型は「成果主義」ではない 解雇しやすくなるわけではない ジョブ型とメンバーシップ型は根本的にちがう 重大性をわかっているのか? 成果主義導入…

雇用のジョブ型・メンバーシップ型とは何か・提唱者の本で確認

提唱者の本で確認する 雇用システムの2つのあり方 雇用契約におけるジョブ型とメンバーシップ型 終身雇用とメンバーシップ 賃金・ 年功序列とメンバーシップ 能力主義による年功序列の正当化 労使関係のあり方 新卒採用とメンバーシップ 「本質」があらゆる…

資格は新卒の就活ではあまり役立たないが、役立つとすればこの3つの基本

資格は新卒の就活ではあまり役立たない その資格勉強が面白いなら意味がある 役立つ基本1・TOEIC500~600点 役立つ基本2・簿記3級 役立つ基本3・自動車免許 「基本レベル」の価値 資格は新卒の就活ではあまり役立たない 就活生の方に「何か資格の勉強をした…

就活は1人でやらなくてもいい・支援を上手に使う

今は「就活の支援者」がいる 「人に頼るな」ではなく、支援をうまく使う 「もっと早く相談に行けばよかった」 まずキャリアセンター、つぎに公的サービス 限界や不満足な点はあるだろうが… 「不安を煽る」「脅し」にはご用心 今は「就活の支援者」がいる こ…

採用試験なんてそういうもの・重く受けとめすぎない

宮崎監督による採用試験・「あの選考はなんだった?」 「落ちた人のその後の活躍」は気がつきにくい 「限界がある 」のはあたりまえのはずだが 志望の会社に落ちても… 自分を売り込む場所を変えると、評価が大きく変わることも 宮崎監督による採用試験・「あ…

「平均が貴重な時代」における3つの大きな選択肢

平均が貴重な時代 選択肢1「高いスキルを持つ少数派」になる 選択肢2「そこそこのホワイトカラー」も有力ではある 選択肢3「賢い機械が苦手な仕事」に注目する 人のケア(賢い機械が苦手①) モノへの働きかけ(賢い機械が苦手②) 賢い機械が苦手な仕事におけ…

年明け以降も就活を続ける未内定の学生さんに一番伝えたいこと

未内定学生はこれから 「落伍した」と思う必要はない 経験のある人たちはわかっている 就活を続けよう 就活を続けた人は何とかなっている 年度内に決まらなくても何とかなる 1人で就活をしない、志望の範囲を広げる 未内定学生はこれから 年が明け、もうす…

いい年になっても「将来何になる?」と考え続けよう

もう今が将来なんですよ 40代で失業中の私も「これから何する?」 いい年して「将来何になる?」はあたりまえになる まだまだ考える「将来」がある 社会でのポジションが固まりきっている人がどれだけいるか? もう今が将来なんですよ 歌人の穂村弘さん(196…

新卒の求人票にある「給料」の読み方・「給与水準以前」のチェックポイント

給与には企業のあり方が集約されている 「中小企業の新卒の初任給」に話を限定 給与はどういう要素で構成されているか 基本給=月給の主要な部分 「無条件の手当」と「条件つきの手当」 月給とは本来「基本給+無条件の手当」 時給換算で最低賃金を下回って…

ブルシット・ジョブ=ホワイトカラーの「どうでもいい仕事」が増えている  

ホワイトカラーの「どうでもいい仕事」 ブルシット・ジョブのおもな類型 ブルシット・ジョブが増えている エッセンシャルワーカーへのしわ寄せ 「給料は苦行への対価」という仕事観が根強い 仕事の本質は「ケアの提供」 ホワイトカラーの「どうでもいい仕事…

自己PRなどで「具体的に表現する」とはどういうことかを、具体的に説明します

「具体的」ということに多くの人が苦戦している 具体的とは「場面として映像的にイメージできる」こと ほんとうに「具体的」になるまで突っ込む 映像的なイメージが浮かべば納得が生まれる 同じことをほかの事例で 言語化できたことをメモしておく 具体的な…

日本社会の硬直性(挽回のむずかしさ)によって若者が希望を失っている?

日本では将来に希望を持つ若者が少ない 挽回のむずかしさ・日本社会の硬直性 たとえば「中退・休学中」の場合の希望度の低さ 「日本社会の硬直性」は就活相談の現場感覚とも合致している 社会システムを変えたほうがいい、だが簡単ではない とりあえず、希望…

中小企業の新卒求人はどうやってさがすのか

中小企業の多くは「〇〇ナビ」などの就活サイトに求人を出していません。かなりの費用がかかるからです。そこで「中小企業の求人はどうやってさがすのか?」と私はよく聞かれます。 中小企業の新卒求人については、これから述べる以下の4つの情報源にまずあ…

そもそも「エントリーシート」「自己紹介書」とは? 中小企業への就活の応募書類

エントリーシートとは エントリーシートと自己紹介書は本質的に同じもの 中小企業は自己紹介書を使うのが一般的 多くの大学の履歴書には自己紹介書が含まれる 履歴書の自己紹介を補足する「自己紹介書」をつくることも 中小企業への応募書類のセットは以下の…

「入社してもいい」と思える会社で「採用してくれる会社」をみつける

いちばん大事なのは「会社」をみつけること このあたりまえを見失うことも 受験生のような発想で受ける会社を考える 「自分にとってどうなのか」の判断 「相場」を率直に言えるのは いちばん大事なのは「会社」をみつけること 大学生(多くの場合大学3年生)…

自己分析の2つの思考法「抽象→具体」と「具体→抽象」・どちらも使える

この記事では、自己分析における、つぎの2つのやり方(思考法・考えの進め方)について解説します。そのキーワードは「具体」「抽象」です。 1.自分の特徴・強みは何か→それを説明できるエピソード2.自分の大切な・印象的なエピソード→そこから言える自分…

中小企業の新卒求人の特徴

0.そもそも「中小企業」とは 1.採用の「職種」が明確なことが多い 2.採用人数が少なく、毎年採用するとは限らない 3.業界や職種の幅は意外と広い 4.ほぼ1年を通して新しい求人が出ている 5.選考過程がシンプル 6.既卒生にもチャンスがある 大学などを…